MEMORIZE BLUE

クラスを思い描いて歌詞を書けるほど、葵はまだクラスに思い入れがなかった。

(どうするかな)
試行錯誤していると、手が勝手に言葉を綴っていた。

"心が挫けそうな日は 泣きそうに耐えた夜は
君に会いたくなるなんて馬鹿で笑うそんな今日"

書き終わって、しばらく間を置いて自分の書いたことを理解してから、思わず頭を抱えた。

何やってんの何やってんの何書いてんの私。

別に本人に見られたわけでもないのに、自分がこんなことを思っているのかと顔が赤くなる。

知っていたのに見ないふりをしていた、譲れない思い。

それでも、言葉にすると阿呆のようで、そしてとても楽になった。

(吐き出すって、大事なんだ)

しみじみと考えた葵は、迷った挙句一応ノートに挟んだ。何かの参考になるかもしれない。