「好きな音楽とか、あるの?」
「うーん…基本的にはなんでも聞くけど、Mr.○hildrenとか」
そう言うと、佐島は少し驚いたような顔をした。
「女子ってそういうの聞かないかと思ってた」
「え、なんで?」
不満気になった雰囲気が伝わったのか、「嫌な意味じゃなくて」と佐島は弁解した。
「俺もそういうの好きなんだけど。有名なわりにこのくらいの歳の人はあんまり聞いてない印象があって」
「そうなんだ」
無口なイメージがあっただけに、趣味のことだと途端に口数が増えるのが面白かった。
葵が口元をほころばせていると、佐島は照れくさそうな顔になって話題を変えた。
「それと、アンケートどうなった?」
「あ、開票したよ。一番多かったのが夢に向かって羽ばたこう的なニュアンスの言葉で12票、次が踏み出す一歩または踏み出した一歩で6票、その次は叶えたい未来と希望がそれぞれ3票で、その他一票ずつのものが15票、白紙か未提出が6票」
そう報告すると、佐島は少し困った顔をした。
「うーん…基本的にはなんでも聞くけど、Mr.○hildrenとか」
そう言うと、佐島は少し驚いたような顔をした。
「女子ってそういうの聞かないかと思ってた」
「え、なんで?」
不満気になった雰囲気が伝わったのか、「嫌な意味じゃなくて」と佐島は弁解した。
「俺もそういうの好きなんだけど。有名なわりにこのくらいの歳の人はあんまり聞いてない印象があって」
「そうなんだ」
無口なイメージがあっただけに、趣味のことだと途端に口数が増えるのが面白かった。
葵が口元をほころばせていると、佐島は照れくさそうな顔になって話題を変えた。
「それと、アンケートどうなった?」
「あ、開票したよ。一番多かったのが夢に向かって羽ばたこう的なニュアンスの言葉で12票、次が踏み出す一歩または踏み出した一歩で6票、その次は叶えたい未来と希望がそれぞれ3票で、その他一票ずつのものが15票、白紙か未提出が6票」
そう報告すると、佐島は少し困った顔をした。

