哀しみの最果て

そう告げると鉄は車を降りどこかへと行ってしまった。


宮部も鉄の背中を見送り車を目的地へと走らせる。


宮部の運転する車は住宅街へと入り込みカーナビが到着したことを告げるアナウンスを響かせた。


目の前には立派な門があり、いかにも豪邸というのに相応しい光景が広がる。