哀しみの最果て

「sherryってガールズバー知ってるか?」


宮部もその名前は聞いた事があった。


「南一番街の通りにある店だよね?」


鉄はタバコを片手に頷きながら話を続けた。


「そう。そこでたまたま飲んでた俺のダチが1週間程前に渡良瀬会の若い衆に連れて行かれる男を見たっていうんだよ。」