哀しみの最果て

「出来ることはできる。だが、何を話す気だ?」


「まぁちょっと今の仕事で一つ確認しておきたいことがあってな。」


父親は宮部を鋭い視線で睨み付けると一言「やってみろ」とだけ言い紙を取り出し何かを書き始めた。


書き終えた紙を半分に折り宮部に渡す。


「それに書いてある場所に行けば、もしかしたら会えるかもな。」


そう言い残し、日野に飴玉をあげるとどこかへ行ってしまった。