哀しみの最果て

宮部が頭をポリポリと掻きばがらコーヒーをすする。


「ありません。」


「えっ?」


「今の所家出少女捜索の仕事以外予定は入ってないですね。」


「あっまじで?じゃ、今日はほぼほぼオフみたいなもんか」


宮部が笑っている横で日野は大きく溜め息をついた。


「今月何回目のオフ日ですかね」