「ん゙ん゙っ!」 斜め向かいから咳払いが聞こえて、私達はハッとした。 お局様が、『お前らいつまで喋ってんだ?』と言う目で睨んでいる。 これ以上は怒られそうなので、私達は目配せをして仕事に戻る。 キーボードを打ちながら、ぼんやり考えていた。 (でも本当に、課長はどうしちゃったんだろう……) チラッと課長を見ると、仕事の手は止まり、またため息を吐いている。 (やっぱり、もう一度聞いてみようかな……) お昼休みにランチにでも誘って、今度こそ聞き出そうと思った。