「これでいいですか?」
「うん」
決して寝心地は良くない課長の膝枕。
(男の人の太ももって、こんなに硬いんだね)
課長は余分なお肉が付いていないせいか、よりゴツゴツしている。
私は今の状態を想像して、クスっと笑った。
「どうした?」
「いえ、本来なら私が膝枕をする側なのになぁ、と思いまして」
「そうか?嫌か?」
「いいえ、全然。むしろ新鮮で楽しいです」
「確かに、俺も女性を膝枕したのは初めてかもしれない」
「そうなんですか?まあ、普通なら男性側がして欲しい、とお願いするんでしょうけど、でも私たちの場合は私が課長を膝枕してしまったら課長が私の頭を触れないですもんね」
「そうだな」
「なので、またお願いしてもいいですか?」
「え」
「課長に発狂されたら困るんで」
「あ、ああ。中条がいいなら俺は全然構わないが」
「じゃあよろしくお願いします」
――こんなやり取りをした次の日から、課長は私を膝枕する様になっちゃって。
「うん」
決して寝心地は良くない課長の膝枕。
(男の人の太ももって、こんなに硬いんだね)
課長は余分なお肉が付いていないせいか、よりゴツゴツしている。
私は今の状態を想像して、クスっと笑った。
「どうした?」
「いえ、本来なら私が膝枕をする側なのになぁ、と思いまして」
「そうか?嫌か?」
「いいえ、全然。むしろ新鮮で楽しいです」
「確かに、俺も女性を膝枕したのは初めてかもしれない」
「そうなんですか?まあ、普通なら男性側がして欲しい、とお願いするんでしょうけど、でも私たちの場合は私が課長を膝枕してしまったら課長が私の頭を触れないですもんね」
「そうだな」
「なので、またお願いしてもいいですか?」
「え」
「課長に発狂されたら困るんで」
「あ、ああ。中条がいいなら俺は全然構わないが」
「じゃあよろしくお願いします」
――こんなやり取りをした次の日から、課長は私を膝枕する様になっちゃって。


