文太が戻ってきた
花を飾り付け 果物の皮をナイフでとる
三人は 普段の良雄の駄目だしや 文太の学校の話で 時間がすぎるのを忘れ 過ごした
『あ そうだ 来週 参観日あるんだ』
文太が学校から配られた用紙をポケットからだす
『母さん行けないから 父ちゃんに来てもらって』
『そうだね 母ちゃんそれまで 治らない?無理?』
無理です
『文太 いつだ? 父ちゃん行くから』
文太の顔が渋い
『変なことするなよ』
『バカ!何だよ変なことって』
『そうそう 父ちゃん ちゃんとして行ってね』
華子も笑いながら言う
『ちゃんとって 。 いつもしてるじゃねぇか』
してない してない
