甘える事・・・。

今までしてきた事がない。

お寺の娘として厳しく育った私・・・。

何でも1人で頑張って来た。

そんな私に甘える事出来るの?



「これからは家事は平等にやる。バイトは辞める。これは決定事項だから。」


「それは駄目。家のお金全部出してもらってるのにこれ以上蓮に迷惑かけられないよ。」


思ってた事言っちゃった。


「瑞紀。やっぱり気を使ってたんだね。薄々気づいていたけどいつ本音言ってくれるんだろうって思ってたんだ。」

気づいてたんだ蓮。

「俺。甘えられるの好きなんだ。瑞紀限定で。」

抱き締めてくれる蓮。

蓮の優しい言葉に甘えて良いのかな。

「甘えても嫌いにならない?」

「ならないよ。」

そういうと頬っぺたに優しくキスをしてくれた。