あの事があってから。全て。






私が、中学に入る前。





私達はごく普通の少しだけお金持ちの家族だった。






私たちにはもう1人。莉華の双子の弟がいた。






ある日。私と小4の弟の遥華と留守番をしていた。





私は夕飯のおかずが足りなかったので。






遥華にお使いを頼んだ。





本当に近くの商店に買いに行くだけだった。








『いってきまーす!』















けど……………………























































遥華が家を出てからしばらくした時。









♪プルループルルー













母から電話があった。


母からの電話の内容は












遥華が事故にあったというものだった。













私は全速力で自転車をこいで病院に向かった。