普段は無口な彼が放った、すごく温かい言葉。





彼は、本当にハルが好きなのね。





でも、それは私も一緒なのよ!




「親友に幸せになってもらいたいって、思ってるのは私も一緒。




仁美もハルのことを好き。




大好きな友達の恋を実らせてあげたい!」




私も必死に伝えた。彼が今さっきしていたように。





さっきまで眠っていた風が私の髪を弄ぶ。
頬を撫でる。




私たちを照らす夕日が眩しくて、一瞬目が眩んだ。