2日目になった。眠い…



起床時間が6時30分とかやめてほしい。私はいつも7時に起きている。



30分という時間は、寝ている人間からしたら大きな誤差なのだ。




閑話休題




私たちほとんどの生徒が楽しみにしていたのは、2日目だろう。





なにしろ、班で自由行動だからだ。私たちは特にすることがないので、昨日の場所で喋ることにした。


「えぇ!?ハルと郁麻ってバスケ部だったの!」



朝から仁美の大声が頭に響く。



「ねぇ、由佳里!あんたも知らなかったよね?」




「ハルはね。でも、郁麻は知ってたよ。」




私が笑顔で返すと、仁美がぽかーんととぼけた顔をした。



「何で、由佳里は知ってるん?」




ハルが訊いてきた。私はこの理由だけは言いたくなかった。




けど、訊かれた質問には答えるのが礼儀である。