私は、次の日郁麻の病院に向かうことにした。



その日は、朝から雪が降っていた。

凍えるような寒さかも……




でも、行きます。だって行かなければならないから。



私は防寒着をきっちりとつけて、大好きな彼がいる病院に行こうとした。









「由佳里、どこかへ出かけるの?」




お母さんが急に話しかけてきた。寒いから心配してるのかな。





「友達の病院に。お見舞いに行ってくる」




















「ちゃんと、思っていることをきちんと話すのよ」