あの日失った想い

「7…………え!」




「まじで!じゃあ私ら一緒じゃない?」




「うん!」




「きゃー!やったー!」






仁美がうるうるの瞳で私にぎゅーしてきた。





班は、1.2.3.4がひとグループ。




つまり私たちは5.6.7.8である。女子が奇数、男子が偶数番号になる。
だから、あとは6と8の男子である。




郁麻くんとなりたいなー…なんてね。




多分無理だろう。不運なことに、私はそんな強運は持ち合わせていない。