あの日失った想い

ハルは家の都合上、忙しかったことが多かったので、特にあたしは郁ちゃんと一緒にいた。





郁ちゃんはいつもキラキラしていてあたしの憧れの存在だったの。





郁ちゃんは小学校に入ってからも、その輝きは衰えなかった。





特に、バスケをしているときは1番輝いていたの。







……だって、郁ちゃんの将来の夢は


“父さんに負けないバスケの選手”だった。