あの日失った想い

「知ってるわ。だってあたしたちはいつも一緒だったもの!幼いことからずっと郁ちゃんだけを見ていたもの」


「っ」



戸惑った。
だって、痛いところにつかれたもの。



私は知らない、郁麻の過去をこの子はたくさん知ってる………











「教えてあげるわ。私たちの過去をー…」