「へっ…!?」


握っていたシャーペンがかしゃんっと音を立てて落ちて、はっと我に帰る。


いやいや、まさかっ。見間違えだよ、ね…?


ごしごしと目をこすって、もう一度ケータイに視線を落とす……けど。


「な、っなな!?」


やっぱり見間違えじゃなかった!


でもなんで…?


画面にはっきりと表示されている文字をしばらくじぃっと見入っていたけど、それが消えたり変わったりするはずもなく。


今の状況を整理するべく、必死に頭を動かした。