だって君が好きだから。【停滞中】

「え、っと…?」


なんか…近いような?


首をかしげると、その男の子はばっと勢いよく後ろへ下がった。


「あー…えっと、ごめん。前ちゃんと見てなかったから、さっきぶつかりそうになって…」

「んっと…?」

「つまり、どいたほうがいいんじゃないかなって。そこ、入口」


きょとんとしていると、男の子は少し笑いの含んだ声で言った。


って、入口…?


「あっ、ごめんなさいっ!邪魔してるの気づかなくって…!ほんとにごめんなさいっ!」


自分のいる場所をやっと理解して、勢いよく男の子に頭を下げる。


そりゃ入口に立ってたら邪魔だよね。わたしのばかぁ!


「あ、いや、俺もわる……」

「ごっ、ごめんなさいーっ」


男の子の返事も聞かず、謝り倒してトイレまでダッシュ。


入学早々、ダメダメすぎて、もう泣きそうです…っ。