恋物語は永遠を

確か、この人…………
そうだ、薫理のクラスメイトの…………

「薫理!!!」

返事が無い。
倒れたままだ。

「薫理、薫理、起きて!」

身体を揺さぶったけれども何の反応も無かった。

「お母さん、お母さん、薫理が、薫理が倒れてるの!起きないのよ!」

私はもう、スマートフォンを用意して、救急車を呼ぼうとしている。

「薫、嘘はついてないわよね!ホントなの!?」

「馬鹿なこと言わないで!」