恋物語は永遠を

苑田のシャツの襟を掴んで、ズリズリと引きずった。

そして、誰も使っていない掃除用具入れに入るように突き飛ばした。

ガシャン、と音をたててほうきやらモップやらにぶつかる。

ふふふ。
無様だわ。
哀れだわ。

でもね、裏切り者の死には、相応しいんじゃなくて?
ね?
そうでしょう?

家に帰ったら、此奴の人形でも作ろうかしら。
実寸大の。

そしたら、皆、どんな反応をくれるかしら。