恋物語は永遠を

そっとそれを首にかけた。

「ん?」と、美鈴は顔をゆがませたが、関係無い。

そして、それを両手で掴むと、ギュッとキツく閉めた。

「うっ、がぁっ!」

苦しそうにして、ストラップを首から離そうとする。

駄目駄目、掻き毟っちゃ。
跡がついちゃうでしょう?

手が止まり、パッと力が抜けたように倒れ込む。

美鈴の顔を見て、何だかゾッとしてしまった。

涎を垂らしている。
目は、変な所を向いていて、舌もだらんとしている。