はなちゃんHBD!!!

きみであの世界(仮)

なぜ(仮)かは、読んでからのお楽しみ!!


はなは。視点


「………の…おき……は…」


何か…遠くで鳴ってる音がする…


どんどん近づいてくる?


「あのっ、はななさん、お、ぉお起きてくだしゃいっ!」





聞きなれたあの子の声

てか自分⁉


ぱちっと目を開き身を起こすとそこに広がっているのは無数の花


そして目の前にいるのは…


「ヴィタリー⁉」


真っ赤な髪に紅と金のオッドアイを持つ背の小さな少年


「ひぃ!!ぼぼ、僕の声の人…ですよねっありがとうございます!!」


「い、いえいえいえ!!」


土下座する勢いで頭を下げてきた彼を慌てて制する


「こここっちに来てもらって早々で申し訳ないんですけど、あのっそのぉ…」


「…?どうかしたの?」


「えっと…ぼ、僕と一緒にきてください!!」


あの細腕にこんな力ある⁉普通…!


ぐいっと手を引かれ、唐突に走り出したヴィタリー


脇を綺麗に咲き誇る花々が流れていく


「ちょちょっえぇぇぇ⁉待って待って早っ」


遠くに見えてた小さな木がどんどん大きくなってく


「もう、少しですからっ」


息を荒くしても足を止めようとしなっ!?


って思った瞬間止まらないで‼


ごんって思い切り鼻が彼の背中に当たる


「ったたぁ…ご、ごめんヴィタリー」


「っいえ、あのっ」


「ったく、自分の声の人にそこまでビビらなくたっていいじゃねーかぁ」


「⁉あ、あ、アレック?!」


そ、そりゃそうだよね…


ヴィタリーがいるってことは、きみであの世界の子はいるはずだもんね


「アレックだけじゃねーぞ」


ひょこっとアレックの後ろから姿を現したのは紫の髪をした彼


それは皮切りにぞろぞろとメンバーが…


「えと、そのっせ、せ、せーのっ」



「「「はななさんっ誕生日おめでとうございます!!」」」