Mi$tyさんHBD!!
きみであの世界(仮)
なぜ(仮)かは物語を読んでからのお楽しみです(*´艸`)
マリー(?)視点
微かに聞こえる子鳥のさえずりでぼんやりとした頭が冴え始めた
ふと違和感を覚える
いつもは感じない自分以外の温もり
ごそごそと寝返りを打ちパチッと目を開けると……
そこには同じように目を開けた私……!?
金色の瞳に、漆黒のセミロングの髪
「おはよう、Mi$ty」
もう1人の私はそう言って起き上がり身支度を始めた
何もおかしい事なんてないと言うかのように
「ま、待ちなさいよ、なんで私が2人いるの、それにMi$tyって」
それは、私の……
「あら、何その話し方。今日は貴女が主役の日、普段は私として生きる貴方が貴方として生きられる日」
それでも呆然とし続ける私に彼女はこう言った
「誕生日よ、おめでとうMi$ty」
ふわっと微笑んだ彼女で完全に目が覚めた
ドタバタと足をもつれさせながら鏡の前に立った
そこには、普段はセミロングの髪はショートに、目の色は澄んだ深みのある碧眼に……
そっか……
毎年のことなのに、やっぱり慣れないなぁ…
「おはよっマリー!」
「おはよう、Mi$ty。その方が貴方らしいわ」
既に着替えを済ませオフホワイトのワンピースをひらりとはためかせたマリー
私もパッと立ち上がりショートパンツにロンT、パーカーを羽織る
「久しぶりね、その格好も」
「そうだね~なんか落ち着かないや」
最後にペンダントを首から下げながらそういった
「さぁ、行きましょみんなの所へ」
2人で静かな廊下を進む
「ん?マリーそっちは校舎になるよ?食堂はこっちじゃない?」
進む道の変わるわけないから、間違えるはずなんてないのに
それに食堂は寮内にあるけど、校舎は外に出ないといけないからよけいに……
「いいえ、今日はこっち」
くいっと私のパーカーの裾を掴んでツカツカと進んでいく
「ふぁい!?ちょちょ!こけるこける!」
裾を引くもんだから自然と体は後ろを向いて足がもつれかける
「じゃあ早く前を向いて」
「わ、わかったからっ」
向き直して進もうとすると、スッと私の袖を掴んで進んでいく
手を掴まないところが彼女らしい
ここは大人しくついて行ってみよっ!
・
・
・
ここって……
普段は立ち入り禁止の
「屋上?」
「そうよ、今日は先生から特別に了承を得たの」
カタッと軽い音を立てて開いたそこには何も無い
「マリー?」
振り返ると彼女の姿も消えていた
『アイビーリアンズ!』
アレックの声……
『ウォルフ』
マリー?
同時に呪文を唱える声がしたと思うと風で巻き上げられた身体
(これはやばいって!!!落ちる落ちる!!!)
その瞬間に蔦が宙に浮かんだ体を包んでいく
『スタリオン』
ユリン?
『ティアルっ』
アリサ?
パッと昼の空に浮かんだ星が散る寸前で時を止めたように動かなくなる
『リンペルト』
ノアの声が聞こえたと思うと周りには私が、いや私の演じてきた私が浮かび上がる
シュルシュルと蔦が徐々に私の体を下ろしていく
トンっと地に足がつくとケーキにご馳走!
宙に浮いて星や思い出を眺めている間に用意したのかなぁ
目の前には19人の仲間
「Happy Birthday Mi$ty!!!」
きみであの世界(仮)
なぜ(仮)かは物語を読んでからのお楽しみです(*´艸`)
マリー(?)視点
微かに聞こえる子鳥のさえずりでぼんやりとした頭が冴え始めた
ふと違和感を覚える
いつもは感じない自分以外の温もり
ごそごそと寝返りを打ちパチッと目を開けると……
そこには同じように目を開けた私……!?
金色の瞳に、漆黒のセミロングの髪
「おはよう、Mi$ty」
もう1人の私はそう言って起き上がり身支度を始めた
何もおかしい事なんてないと言うかのように
「ま、待ちなさいよ、なんで私が2人いるの、それにMi$tyって」
それは、私の……
「あら、何その話し方。今日は貴女が主役の日、普段は私として生きる貴方が貴方として生きられる日」
それでも呆然とし続ける私に彼女はこう言った
「誕生日よ、おめでとうMi$ty」
ふわっと微笑んだ彼女で完全に目が覚めた
ドタバタと足をもつれさせながら鏡の前に立った
そこには、普段はセミロングの髪はショートに、目の色は澄んだ深みのある碧眼に……
そっか……
毎年のことなのに、やっぱり慣れないなぁ…
「おはよっマリー!」
「おはよう、Mi$ty。その方が貴方らしいわ」
既に着替えを済ませオフホワイトのワンピースをひらりとはためかせたマリー
私もパッと立ち上がりショートパンツにロンT、パーカーを羽織る
「久しぶりね、その格好も」
「そうだね~なんか落ち着かないや」
最後にペンダントを首から下げながらそういった
「さぁ、行きましょみんなの所へ」
2人で静かな廊下を進む
「ん?マリーそっちは校舎になるよ?食堂はこっちじゃない?」
進む道の変わるわけないから、間違えるはずなんてないのに
それに食堂は寮内にあるけど、校舎は外に出ないといけないからよけいに……
「いいえ、今日はこっち」
くいっと私のパーカーの裾を掴んでツカツカと進んでいく
「ふぁい!?ちょちょ!こけるこける!」
裾を引くもんだから自然と体は後ろを向いて足がもつれかける
「じゃあ早く前を向いて」
「わ、わかったからっ」
向き直して進もうとすると、スッと私の袖を掴んで進んでいく
手を掴まないところが彼女らしい
ここは大人しくついて行ってみよっ!
・
・
・
ここって……
普段は立ち入り禁止の
「屋上?」
「そうよ、今日は先生から特別に了承を得たの」
カタッと軽い音を立てて開いたそこには何も無い
「マリー?」
振り返ると彼女の姿も消えていた
『アイビーリアンズ!』
アレックの声……
『ウォルフ』
マリー?
同時に呪文を唱える声がしたと思うと風で巻き上げられた身体
(これはやばいって!!!落ちる落ちる!!!)
その瞬間に蔦が宙に浮かんだ体を包んでいく
『スタリオン』
ユリン?
『ティアルっ』
アリサ?
パッと昼の空に浮かんだ星が散る寸前で時を止めたように動かなくなる
『リンペルト』
ノアの声が聞こえたと思うと周りには私が、いや私の演じてきた私が浮かび上がる
シュルシュルと蔦が徐々に私の体を下ろしていく
トンっと地に足がつくとケーキにご馳走!
宙に浮いて星や思い出を眺めている間に用意したのかなぁ
目の前には19人の仲間
「Happy Birthday Mi$ty!!!」