夏休みも終わり蝉の声も
聞こえなくなってきた頃、
私と智也はいつものように
一緒に帰っていた。

「なーあげは」

急に足を止め
あげはの顔をまっすぐ見た。

「ん?どしたの?」

と照れるあげはに智也は