そんな夏休みあげはが部屋で
くつろいでいると

「あげは入るぞ」

と急に智也がやってきた。

「あれ?智也どうしたの?」

「最近あげはと話す時間なかったからさ」

「智也さ、急に人気者だね」

寂しそうにあげはは言った。

「そんな事ないよ。俺は俺だから」

「まっ。そうなんだけど」

智也は決意したかのように
あげはに

「なぁ。あげは」

「何?」

とあげは
すると‥‥

「俺な。咲子さんと付き合ってるんだ」

「えっ???」

あげはは意味が分からなかった。

「咲子さんって?お姉ちゃん?」

智也はうなずき

「そうだよ」と

あげはは頭がまっしろになった。
智也の好きな人ってお姉ちゃん‥‥