程なくして担任が戻ってきた
大量に汗をかいて
無理もない真夏の真っ只中だ
汗をぬぐう担任の脇には汗がびっしょりと染み付いていた
「せんせーおかえりー遅かったじゃん」
「ああごめんな中島ほらジュースだ」
袋からジュースを取り出して中島に向かって投げた
「え?ぬるいんだけど」
「外暑かったからなごめんな」
「ふーんまあいいけどさ」
安堵した担任の顔
「でもさせんせー、俺コーラが飲みたかったのに肝心の炭酸がぬけてんだけど?」
ペットボトルを思いっきりふってから蓋をあけて中身を見せた
「えそれは」
「え、なに?文句?」
