「母さんがちゃんと父さんに言わないからだよ!!甘やかしすぎなんだよ!」 「まあそうなんだけどでもちゃんと家に帰って来るしいいかなあって」 「そういう考えが男になめられるんだよ!」 「あんた男と付き合った事ないでしょ?」 妹と目も合わせずにゆっくりとスープに口をつける母親 怒らずとも有無を言わさないその静かな圧力は食卓にぴりっとした空気を運んだ