永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜

「だって化粧早起きして頑張ってるんだよ⁉︎敦にバレないように早起きして化粧して早めに家出て!
なのにすっぴんの方がいいなんて……」


あたしは本気で怒っているのに
三澤くんはクスクス笑っている


「三澤くん!何笑ってるの⁉︎」


「いやー、やっぱり可愛いなって思って。」


「なっ!」


またからかって〜!


「つーか、俺小梅のすっぴん見てから
好きになったんだけど。」


ええっ⁉︎


こんなブスの顔見て恋に落ちる男がいるとは……


「だからさ……敦なんてやめて俺にしろって言ってんの。」


あたしの頬に触れて優しく笑う
三澤くん。


いつもあたしに冗談ばかり
言っているくせになんでこんな時だけ優しいのだろう。


きゅうっ……と胸が締めつけられる感覚に落ちいる