「アリサー!」


「、、、」


「アリサー。アリサ、アリサ!!!」



「、、、、、、なに?」



「なに?じゃないでしょぉが!!!いま何時だと思ってるの!!」



「6時30分くらい?」



「7時30分過ぎで、ございますが!!?16歳にもなって。一人で起きれもしないなんて。」




「、、、zZZZ」




「2度寝すな!おきろ!!!」




「ああああ。」




「もう。はやく!せっかく、兄さんに、学費出してもらってるのに。遅刻したら承知しないからね!」



「はあ、あ、、い。」




母の兄さん、つまり、私の伯父さんだ。



私の家庭はもともと、裕福ではなかった。

その上、父は、3年前、病気で他界しまい、私の家は、さらに貧乏に。

父の願いで、学校にはしっかりいってくれと。私は、受験をし、高校に無事入学!
父も喜んでくれたはずだ。



今は、伯父さんに、私の学費も、出してもらっている。伯父さんは、やさしい人で、気遣ってくれているのだ。


伯父さんだって、普通の会社員で、奥さんも、子供もいる。

1人余分に、学費を出すなんて、大変なことだ。