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「杏璃、おはよう!」


「おはよう、長閑!」


私、御薬袋 杏璃。(みない あんり)


ごく普通な高校2年生。


話しかけて来たのが幼馴染で親友の榊 長閑。(さかき のどか)


私達は家も隣同士で小学校から学校も同じだったこともあり一緒にいることが多かった。


「ねぇ、杏璃。これ知ってる?」


そう言って長閑が見せてきたのは最近流行っているチャットのサイトだった。