君は私の初恋の人

どこに行くんだ?
あっ、女子トイレじゃん
それでは盗み聞きを


「話って何?」

「七瀬ちゃんって勇気君のこと好きなの?」

「………」

「やっぱり好きなんだ~!」

「いつから好きなの?」

「隣の席になってからかな」
えっ?七瀬俺のこと好きなの?

「ウザッ」

「えっ?」

「七瀬ちゃん、いつも男子にチヤホヤされていいよね」

「そんなことないよ!」

「ねぇ、私勇気君のことが好きなのだから、勇気君に近寄ったり、話かけたりしないでくれる?」

「何で?私だって勇気君のこと好きなのに…」

「私、中学校勇気君と一緒じゃないの!」

「私だってそうだよ!」

「七瀬ちゃんの場合、隣の席だからいつでも話したりできるでしょう!?私は、席は隣でもないし話しかけようと思ってもいつも、七瀬ちゃんと話しなんかできないのよ!!」

「……」
七瀬…黙りこむなよ
俺のこと好きだって言い張れよ!

「ごめんね…私、美羽ちゃんの気持ちなんて全然分かってなかった」

「じゃあそれだけだから」

「もう、話したり近寄ったりしないから」

「約束だよ!絶対に」