ONE ANGEL FEATHER

いつしか時計の針は進んでいて昼間になっていた。

「んじゃそろそろ俺は帰るね」
「あ、うん!また明日!」
「あぁ。」

レイは静かに立ち上がって帰っていった。

…しばらくしてわたしは一人で考え事をしていた。
“わたしは…レイのことが好きなんだな…”
そう思った途端、わたしの心臓の鼓動が早まった。

時は流れ、いつの間にか2週間経っていた。
ある日、レイがわたしに真剣な目言った。

「俺、マイちゃんのことが好きだ。」

「え?」

「地球上の誰よりも、世の中の誰よりもマイちゃんのことを愛している。」

「うん…」

突然すぎる告白…

「で、マイちゃんは俺のことどう思ってる?」

「…わたしもレイのことが…好き」

「本当に?」

急にレイの顔が元に戻った。
いつものあの子犬みたいな笑顔。

「うん!」

レイはそっとわたしに寄り添って…