一年前の七夕の日

俺は変わった短冊を見た

名前の書いてない短冊

「名前が書いてないと願いなんてかなわねーのにな…」

悪いとは思ったけど俺は我慢できずに願いを見てしまった

書いてあったのは…







『これ以上私の大切な人を失いませんように』







短冊に誰かが書いた一つの願い



その短冊が俺にはとても寂しげに見えたんだ…