「じゃああいつは…」
私は青ざめる。




「あいつ?お前の彼氏?」



「うん。そうだよ。あいつ、私の前に立って守ってくれて」
涙がこぼれる。







「まじかよ…」
声が少し低くなった。





「どうしたんですか?」
私はその人にきいた





「あのさ。彼氏置いてきた。」
声に震えが見えた





「え?」
意味がわからななくて聞き返した。








「だから、彼氏とお前セットでこっちくるはずだったんだよ」

うわぁぁと唸り声がきこえた




「どうするんですか」

私はきいた。



スーハスーハと深呼吸がきこえた。

「あんた俺と一緒に働かないか?
…だってもう一度会いたいだろ彼氏に」






「もちろん。
今すぐにでも会いたい‼︎」


死んだというのにこんなに声が生きてるとき以上に出るとは思わなかった。




我ながら驚いた。