軽いノリで問いかけていて良かった

ブーッと膨れて「分かりましたぁー」なんて言えている自分にホッとする


「それじゃ、ありがとうございました」


いつものようにそう言って、私は教室を後にする

長い廊下をいつもの様に、いつものペースで歩いて行く

そうしてようやく着いた角を曲がると、私は一気に階段を駆け上った

何でかな…

玉砕覚悟なのに胸が痛くて、苦しい

階段を上って右に曲がれば教室が見えてくるので、私は出てきそうな涙をこらえて、明るく皆のもとに「遅れてごめーん」といつもの様に合流した