おばあちゃんが遺骨へとなる間、私たちは昼食をとった

自分でも、今の気持ちがいまいちよく分からなかった

それでも隙さえあれば考えていた事は先生の事だった

先生に会いたくて、会って笑いたくてしょうがなかった



午後、遺骨を取りに再び焼却炉へと向かった

おばあちゃんの形をしていたはずのものがこんなにも小さな壺に納まった

人間はか弱すぎる

人間は、動物は、命を失った瞬間から、本当に違った「もの」になるという事を、私はこの時初めて体感した