包みを渡された岸島は、それを繰り開いた。 見覚えのある小柄である。 「原田どのから、ぜひ岸島どのにとお預かりいたした」 そのあとの原田の消息は小野ですら分からなかったらしく、 「ただ生きているとは思えぬゆえ、恐らく討ち取られたものかと」 と小野は言った。