「森園ちゃんだっけ?」 「覚えてたんですか?」 「うん。なんか」 なんかでも私の存在を知っていた事に驚いた。 「こんな私でも先輩の記憶には残ってるんですね」 素直にそう言うと、先輩は笑い出した。 「変な子だね」 先輩は妙に大人っぽくて、まるで1人だけ大人になってしまったそんな人だった。 「森園ちゃんもサボり?」 「あ、いえ、たまたま屋上に来ただけで」 「ここいいよね〜誰にも邪魔されないでこーやってぼーっとしてられんの」