気持ちが晴れないまま、学校に向かう。 別に友達がいない訳じゃないけど、同性にすら嫌われる私はいつも端っこ。 そんな私の前に絵に書いたようにすごく綺麗な女の子がきた。 「華おはよ」 「芽衣ちゃんおはよ」 「どうしたの?いつもに増して空気どんよりしてるよ」 笑いながら私の周りの空気を払う芽衣ちゃん。 「何でもないよ」 嘘だけど、言えるはずがない。 学年1遊ぶ男の人に抱かれたなんて言ったら過保護な芽衣ちゃんは倒れちゃう。 私って意外と大胆だったんだ。