沈黙が続く。 なんで帰るって言い出さないんだよ。 「今ならまだ間に合うんじゃない?」 「……私は…傷つく覚悟でここに来てます」 は? そう言うと謎子は制服を脱ぎ始めた。 いやちょ、まって〜これは想定外。 やる気なんかこいつまじで。 マジで何回も言うようだけど、まじで本当にこいつ変なやつだわ。 下着も全部脱いで、俺の方をみる謎子。 絶対恥ずかしいはずなのに、眼鏡越しから迷いなく俺を見る。 「傷ついてもしんねぇーぞ」 「その覚悟できてます」 震える声の上から俺は最低な男としてキスをした。