素直になれない2人の恋

「で、なに?」

「今日の部活体育館じゃなくて運動場になった」

「え、マシで!?」

「あぁ、あと1年生の指導よろしく頼むって
先生が」

「ん、分かった!で、用はそれだけ?」

私には、悠里がこれだけのことを伝えるためだけにここまで来たとは思えなかった

「いや、あのさおまえのクラスにさ
西村七海(にしむらななみ)って奴いるだろ」

私は、少し考え込む
何せ、あまりクラスメイトのことを覚えてないもんだから

あっ、でも西村七海ちゃんって確か...

「あの、学年1可愛いって有名な?」

「へぇ、アイツ可愛いって有名なんだ」

「え!?悠里知らなかったの?
なんか、元モデルだとかで男子が騒いでたよ」

「俺、そういう奴興味ないし」

「ふうん、でその西村さんがどうかしたの?」

「いや、なんか俺の所に吹奏楽部に入りたいって言いに来てさ」

「え、待って待って今から!?」

西村さん、桜ヶ丘吹奏楽部の実力分かってる
!?

今の、2年生は1年間歩きまくってきたからやっと、楽器を持たせてもらえるまでになったけど

今からだったら、楽器さわれずに部活終わっちゃうかもしれないんだよ!?

「うーん、そうなんだけどさどうしてもやりたいって聞かないんだよ…」

あれ?また心の声が漏れてたみたい
なんにも言ってないのに勝手に悠里は会話を進めてる