『類、流石ね』 近寄ってきた足音と、聞きなれた声に、声のした方を振り返る。 『……美南…と、書記と副会長』 何故か書記と副会長を従えていた美南は、倒れている教師の男を見て目を細めた。 『盗難?』 『……未遂だ。 また見回りを再開する。 後片付け、頼んだ』