鬼が往く

ヤクザですら二の足を踏むほどの、えげつない喧嘩ぶりを見せる銀二。

「クソが…死にさらせ!」

散弾銃を持った組員が、至近距離から銀二を撃とうとする。

だが銀二は撃たれる前に、掌底で銃口を逸らす。

「馬鹿野郎、狭ぇとこで銃なんか出すな」

がら空きの組員の腹に、左右のボディブローの連打! 

組員は胃液を吐いて倒れた。

「次は誰だ?全員纏めて相手してやろうか?」

銀二は事務椅子を両手で持ち上げた。

そしてそれを振り回し、5人6人と纏めてぶちのめす!

「調子に乗るなや、このクソガキがあ!」

スキンヘッドの巨漢組員が摑みかかろうとするが、銀二はその頭に椅子を振り下ろす!

グジャッ!というヤバイ音と共に、スキンヘッドの組員は前のめりに倒れた。