「では柳川さん、試しに今云ってみましょうか?」
霊子が促した。
「別れましょ!」「もう、お終いにしたほうがお互いのためよ!!」
この袋、ただモノじゃない!アイカはコトバが強い意思をもって、口から出て行く感覚を感じて少し驚いた。
「もしもし、私だけど・・・」
アイカは、さっそくその日の晩に巾着を左手に握りながら、恋人の海野カズオへ電話をした。
「君か。どうしたの?、会うのは、確かあさってだったよね?」
「カズオさん、わたしちょっと大事な話があるの!」
「何?大事って?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…