苦手な言葉レンタルします! 「別れましょう!」編


「ねぇ、アキヒコさん、私と結婚して!」
アイカは憑かれたように、何度かその言葉を繰り返した。


そろそろ潮時みたいだなぁ・・・
参ったなぁ、社内でせっつかれたりしたら厄介だし
でも、別れるの苦手だからな・・・

アキヒコのそんな想いを知らずに、アイカはアキヒコの腕を抱いて頬を寄せながらもう一度云った。


「結婚してね!」


その翌日――

~口説き文句からプロポーズの言葉まで~各種<言葉>レンタルショップ
という文字が、アキヒコの目に止まった!。

そして、アキヒコはその店の扉を押した・・・


--終わり--