アイカは、シャワーを浴びて服を着てすぐに巾着袋を左手に掴みこんだ。 「ねぇ、アキヒコさん!」 「次は、来週の日曜日辺りでどう?」 アキヒコは、アイカを軽く抱き寄せた。 「私と結婚して!」 アイカは、何の脈絡も無く唐突に告白していた。 アキヒコは、ニコニコしながらアイカを見た。 「アイカは、時々突拍子もないこと云うよね~。結婚かぁ・・・僕もアイカといつかそうなれると嬉しいよ。でも、先ず離婚しないと・・・」