店の外のメッセージボードには
~口説き文句からプロポーズの言葉まで~各種<言葉>レンタルショップ
という文字が点滅しながら流れている。

「看板を見て、入ったんですが。別れの言葉なんかもレンタルしてもらえるんですか?」


「もちろんですよぉ!。別れの言葉を借りたいと云う方は、多いですからね~」


霊子は明るいおおらかな笑顔で、アイカにお店のシステムや料金の説明をし始めた。


「入会金とレンタル費用合わせて4000円ですむんだったら、試してみようかなぁ~」


「ちょっとしたオマジナイのような感じですね?。後で高額の請求書が来るとか、何か怪しいモノを、しつこく勧誘されるとか、無いんですよね?」