「ねぇ・・・アキヒコさん?」 アイカの呼びかけに、アキヒコは寝息を響かせるだけだった。 「アイカ、時間だよぉ・・・そろそろシャワー浴びて出よう!」 「うん・・・」 アイカは、仕事の疲れと適度のアルコールで何時になく、ぐっすりと寝入ってしまっていた。 云わなくちゃ。 きっちりとカズオと別れ話をして、アキヒコと来週会う筈だった予定を早めてまで、こうして会った意味が無くなっちゃう!。