コトバには力がある。
そのコトバの意味を越えて、人と人のココロを繋ぎ、そして分かつ。
それは、霊子の実感だ。
「えぇ、わたし根が意志薄弱なもので、霊子さんのコトバの力をお借りして進みたいんです!」
「では、柳川さんの想いが上手く叶うように、私も念を送っています」
その晩、アイカはアキヒコへメールした。
「次に二人きりで会えるのは、来週の日曜日?もう少し早く会えないですか?」
毎度の深夜2時過ぎ、アキヒコから返信が着た。
「アイカは、そんなに会いたいの?だったら、明日の夜でもOKだよ」
「ありがとう!。だったら、待ち合わせは明日の夕方7時にいつもの、駅前の居酒屋さんで良いですか?」
翌朝、の返信だった。
「うん、そうしよう!楽しみだね」

